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2009年05月26日

異国情緒漂う「保戸島」に海人を訪ねる

今日のおでかけは、保戸島。
保戸島のコースは、毎年人気。今年もあっという間に満席。
県内なのに、なんだか異国情緒を感じてしまうのでしょうか?

バスは別府駅を出発して一路津久見港へ。
バスの中で確認すると、今日の参加者のみなさんは保戸島は初めてなのだとか。
船を使わなければ行けないので、なかなか行けないですよね。
津久見港へは高速経由で小1時間。そこから高速船で25分。
別府から1時間30分もあれば、到着するんです。意外でしょ?

異国情緒漂う「保戸島」に海人を訪ねると、津久見港で高速船マリンスターの乗船を待っていると、はつらつとした男性登場。
あれ、この方、どこかでお会いしたことがある・・・。
そう、津久見市長の吉本さん。人懐っこい笑顔で、歓迎の挨拶と津久見の紹介を頂きました。サプライズに一同びっくり。


異国情緒漂う「保戸島」に海人を訪ねる気持ちのいい海風に吹かれながら、ちょっぴり潮水をかぶりながら、保戸島へ。
毎度、港を中心に取り巻くコンクリートの住宅群が圧巻。
早速、公民館のようなところの2階へ。
地元のお母さん方がご飯の準備をして待っていて下さいました。


異国情緒漂う「保戸島」に海人を訪ねるただし、そのまま食べるのではオンパクらしくない。
ということで、みんなで手分けして日向丼作り。
保戸島と言えば、少し前までは日本一のマグロ漁協の島。やっぱりマグロです。
参加者のみなさんの包丁さばきもさすがで、あっという間に切り身が出来上がります。


異国情緒漂う「保戸島」に海人を訪ねる一方、日向丼のタレ製作班も、大きな擂り棒を使ってゴマを擂り、卵や調味料を加え、美味しそうなタレが出来上がります。


異国情緒漂う「保戸島」に海人を訪ねる地元のお母さん達がOKを出したら、みんなで味を確認。
おいしい?
ちゃんとこの味を覚えて、ご自宅に帰ってもご家族に作ってくださいね~。


異国情緒漂う「保戸島」に海人を訪ねるみんなで、昼食タイム。
亀の手とイカの入ったかき揚げというサプライズな一品も追加され、おいしいクロメ汁に、日向丼、そしてクロメご飯。
海の香りたっぷりの地元の味です。

異国情緒漂う「保戸島」に海人を訪ねる「おいしぃ~」と参加者のみなさんから声があがります。
ご飯のお代わりをする人も・・・。
みんなお腹いっぱい。


港の横の生け簀でサザエを売っていると聞きつけ、みんなでサザエを買いに出かけます。保戸島周辺で採れたサザエは大きい! 出来るだけ小さいのがいいなんて、贅沢を言っている参加者もいらっしゃいます。1kgで約5個。それだけ大きくて1kgが1050円。
みなさん、争うように買っていました。
家に戻って食べてみたら、サザエの身の大きいこと。驚き。

異国情緒漂う「保戸島」に海人を訪ねるサザエの後は、保戸島のマグロ漁師さんに、マグロ漁の話を伺います。
保戸島なまりの海の男の話に引き込まれます。
全盛期には150隻を数えたマグロ漁船も、今では25隻。
船に乗る船長や機関士以外の漁師のほとんどは、インドネシアの方。

昔は1航海4000万円を越えた漁獲高も、最近は1700万の損益分岐点に到達しないことも多いのとか。儲からない原因は、海外産マグロの輸入などにともなう価格の下落、水産資源の減少、燃料価格の上昇なのだとか。

平成4年くらいまでは景気が良く、高い物を選んで買い物していたのだとか。
大分まで出てトキハデパートに行くと、店長が出てきて「保戸島通り」と呼ばれてた、高級品売り場だけを案内されていた。「漁師はあとのことは考えんけん、貯蓄なんかせずに金があったら全部使ってしまうんよ(笑)」
その頃の、保戸島のこのあたりの土地は坪100万円で東京の銀座とかわらなかったらしい。

が、現在、いつまで続けられるか・・・と淋しそうに話す海の男。
しんみりしてしまいます。


異国情緒漂う「保戸島」に海人を訪ねる海の男の次は、料亭の女将とともに保戸島散策。
軒々に挟まれた背戸伝いに、ぐんぐんと階段を登っていきます。
こんなクルマも入らないところに、よくまあ家を建てたなと、感心。
昔は家を建てるときは資材を現場まで運ぶバイトがあって、津久見の若者が給料の良さに惹かれて良く来てたのだとか。でも、本当に大変なバイトだったらしい・・・なんて津久見市役所の方から教わる。


異国情緒漂う「保戸島」に海人を訪ねる息が上がり、額や背中には汗。
でも、登り付いた場所は、家々と美しい海を見下ろす地中海の港町のような景色。
疲れが吹き飛びます。

異国情緒漂う「保戸島」に海人を訪ねる下りは整備された道で植物を楽しみながら海岸線に戻ったのでした。


異国情緒漂う「保戸島」に海人を訪ねるクルマが通りそうな道なのに、すれ違ったクルマはゼロ。
それもそのハズ、保戸島にはフェリーがないので、クルマを持ち込むのが難しいのです。持ち込む際は工事用の台船に積んで持ち込むのだとか。クルマ持ったとしても、車検だけで大変だぁ~。


異国情緒漂う「保戸島」に海人を訪ねるおいしいご飯を食べて、たっぷり歩いたら、もう帰りの高速船の時間。
島を案内してくれた女将が、いつまでもいつまでも手を振ってくださいました。
人の温かさに感激な保戸島旅でした。

また、行きたくなる。そんな異国情緒たっぷりの保戸島でした。
何度来てもいい場所ですね。

(レポート:門脇)



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